江戸時代における達磨戯画について
摘要:
「戯画」は最初に奈良時代に出現し、平安時代に流行し、そして「をこ絵」や「ざれ絵」などの呼び方を持ちつつ、現代では「漫画」としてみなされている。
戯画という分野に所属する絵の種類は実に多い。本論では主に江戸時代の達磨戯画作品などに着手し、俗神の達磨の戯画化について分析し、達磨戯画の遊戯性、諷刺性、自由性などの特徴を明らかにしたい。
关键词:戯画;遊び;絵画;戯れ絵 ; 漫画; 美術;ユーモア
一、文献综述
「戯画」という絵画は文字通り、「戯れる絵画」、別名「ざれ絵」とも呼ぶ。「ざれ絵」に関する資料について、今村(2005)は、「室町期の史料では『シヤレ絵』、また『獣物絵』と呼ばれていた。『シヤレ』とは『ざれ』の変化した『じゃれ』で、『シヤレ絵』は『戯絵』、『戯画』のことである。」と述べている。(p.21)「戯」という言葉は、ふつうは「冗談」、「戯れ」、「ふざける」などの意味を持ち、「戯画」を定義すると、多少「ふざけた絵」や「面白い絵」などの意味に接近する。多くの資料では、戯画を定義することは難しいと述べている。それは面白いやユーモアなどのことは、人によってそれぞれである。戯画の概念規定について、榊原(1990)は次のように述べている。
「笑いが、悲しみなどストレートな感情表現と異なって、その国の文化なり国民性に深く関わっているため概念規定するのが難しいように、戯画の場合もに実に始末が悪い。(中略)戯画の規定はあたかもツンツルテンの着物姿のようなものだ。それこそ下手をすれば、概念規定すること自体が戯画になりかねない。」(p.55)
こうして戯画の研究を踏まえると、さまざまなものが出てくる。
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