先行研究
日本語の熟語について、研究成果は数が多く数えられる。次の挙げた文献は、筆者が他人の研究成果を踏まえて総結して分析するものである。
平卓・ 和田武司(1991:163)は、豊富な熟語の意味・由来・用法だけでなく、「不即不離」奥「有名無実」などに見られる二字組合せ型から「王侯将相」といった四字並列型まで基本構造の仕組みも解説した。
宮腰賢(1993)は、四字熟語の定義や範囲の混乱、基準の違いによって、各辞典が収録した四字熟語も違うこと共通の認識は四字熟語が漢字四字からなる語であると述べた。
別役実(2005:24)は情報化社会・ボストバブルの現代日本において、各四字熟語の意味やニュアンス、使われ方がどのように変わってきたのかを著者一流の観察眼で読み解いた。
以上の三つの文献は、日本では四字熟語の意味・用法・変遷を分析している。そして、違う場合には、違う熟語を使うことをまとまった。
郑亨奎(2006)は中日成語・熟語を比較し、熟語の意味上の違いを説明した。その違いの原因を分析して、中国語と日本語教育には注意する必要があるところを提出した。まず、ほとんどの中日熟語は字型ばかりではなく、意味も同じで、読者にこの点を理解してもらえば熟語の勉強が効率になる。次は形が違う日中熟語、例えば、漢字の順番が違いますが、異体字の使用など、意味にはあまり変わらない。そして、和式熟語は中国の成語とあまり関係はなくない。
冯峰(2002)は日中両国の言語に大量に存在している日中同源成語・熟語の意味を分析している。数多くの事例から、この論文は同源成語・熟語の変遷の傾向性と規律性をまとまった。言語の構造と意味の特徴から見ると、だいたい同じと部分的に同じと基本的な違いという三種類に分けられると主張した。現代中国語と日本語における関係は複雑で、辞書の意味解釈から見ると、あまり違いがなくても実際には完全に同じではない。そして、使う習慣によって、成語・熟語の使用頻度も違うと主張した。
以上の二つの論文は中日成語・熟語の構造と意味を分析している。そして、中国語と日本語を比較研究している。読者に熟語の共通点と相違点を理解してもらう必要がある。
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