日本語教材における女性用語についての考察
——使用者の意識の変化
摘要:周知のように、日本語と中国語は多くの類似点がある。しかしながら、系統立った勉強を通し、たくさんの違うところもある。女性用語はその中の一つである。日本語の顕著な特徴として、平安時代以来、社会発展に連れて、大きな変化が発生している。また、生理的原因、心理的原因、歴史的要因、社会的要因、政治的要因などのから、いくつかの言葉が残ったが、いくつかの言葉を使わない。現代では、男性用語と女性用語の専門的区別がだんだん消え、中性化に転換になる。それをもとに、女性は使用者として、どんな意識を持って、以後、どんな女性用語を使い続けるということが、本文を通じて考察する。
現代日本語においては、女性用語に関する日本国内の先行研究は、終助詞、人称代名詞および呼称、美化語や敬語使用など語彙、文法レベルで分析した男女差研究が中心であった。その後、日本語の性差を日本語教育との関連で考察している研究もみられた。
その一方で、現代日本語における女性用語に関する中国の先行研究は、女性用語の特徴に概括的に紹介するものが多かった。感情的な文型、婉曲的な表現方法と様々場合で省略の用法に言及した。それから、社会言語学と社会発展に対しての作用を書いた。
以上の研究の概観から、女性用語の特徴、女性用語の変化、性差と日本語教育を結びつけたなどのスタンスから分析した研究が行われていることが分かった。そして、中国国内の日本語教科書および、日本語能力試験1級の聴解会話を中心に、取り上げられた女性用語を抽出し、その女性用語に潜んだ規範意識を検討することをしたいと思う。
关键词:女性用語;規範意識;性差;社会言語;変化
一、文献综述
日本語は性差が大きい特徴を持つ言語であるといわれる。男女で言葉遣いが違うということは古くから気づかれていた。金田一春彦(1988)「日本語百科大事典」は女性語についてのことを簡単に説明した。第四章――「ことばの諸相」の中で、最初、宮廷に仕える女房たちの間で用いられ始めたとされる独特の言葉で、「女房詞」と呼ばれる。平安時代に初めて、女性用語は「斋宫」の「忌語」で具体的に表現した。そして、江戸時代には、女房詞系の上品・優雅な言葉は「大和ことば」「女中ことば」などと呼ばれるようになり、良家の子女の言葉遣いの心得ともされた。しかし、近現代に入るにつれて使われなくなっていった。しかも、女性の地位が高まるにつれて、戦後の女性語は著しく変質して、だんだん衰退してきた。衰退したといっても、稲垣吉彦(1988)は女性語が話しことばと書きことばを区別した。そのうえ、女性語の歴史的変化も研究していた。
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